『LA MALADRESSE/ぎこちなさ』はフランス人女性ダンサー(セリア・ゴンドル)と日本人
男性ダンサー(日置あつし)、二人のミュージシャン(セルキュイユ/ピュス・モマン)のため の振付作品で、2018年6月にフランス(パリ)で初演予定
このプロジェクトは、不随意運動や癖といった人間が無意識に行う動作に焦点をあてたものである。来るべきダンスは、これらの無秩序な動きの中から見出されたリズムや音楽性、結びつきから立ち上がるものになる。これは決して練達した動きに擦り合せるのではなく、反対に身体がどうしても生み出してしまう無意志の動作の中から一つの詩学を紡ぎだすことを意図している。
ダンスと歌
『LA MALADRESSE/ぎこちなさ』は身振りと歌とで断続的に織りなされる。そこで私たちは日本における伝統的な声の使い方を参照しつつ、コーラスのリーダーであるジャン=バティスト・ヴェレ=ロジェリアスと共に歌声を中心に据えた創作を行う。
振付作品とコンサート
セリア・ゴンドルと日置あつしによるダンスと歌の作品に続いて、ニコ・ドヴォスとペネロプ・ミシェル(セルキュイユ/ピュス・モマン)による音楽の応答が展開される。その後のスペクタクルは振付作品とコンサートを結びつけるものとなり、舞台は三方向に向かって客席に開かれた形で上演される。